かねてよりお伝えしていた認定支援機関になれましたのでご報告いたします。
通知のメールは15日に頂いていて、実際の通知は先日事務所に届きました。これとは別に認定証が届くようです。
僕が認定支援機関を目指そうと思ったのは、ある先輩の行政書士さんに勧められたからです。正直に言うと、認定支援機関がなんなのかよくわからずに理論研修の申し込みをしました。
結果として、とてもハードな研修となり、その分実りも多かったとは思うのですが、事前に予習ができていれば、もう少し楽に研修に臨めたのではないかとも感じています。
そこで、事前に勉強しておけばよかったことや研修を通じて得られたものなど振り返っておこうと思います。
勉強しておくべきこと
研修に参加することが決まると中小企業大学校から予習用の資料が届きます。
結構読み込んで行ったのですが、これはあまり参考になりませんでした。結果、ほとんど予備知識がないまま研修に臨んだわけです。
これじゃ、苦労するに決まってます。
僕が参加した理論研修には、中小企業診断士さんとサービサーの方が多かったように思います。行政書士は少数派です。普段から数字に慣れている人が多く、そういう人についていくのはなかなか骨が折れました。
勉強不足を痛感したので、第1クールが終わり、第2クールが始まるまではできるだけ時間を作って復習をしました。様々な指標の計算方法やキャッシュフローの計算の方法など、知っていることも多いですが、1から勉強し直しました。
特に、損益分岐点。
これは最初から最後までついてまわります。
数字にあまり自信のない人でこれから理論研修を受けるのであれば、損益分岐点だけは第1クールが始まる前にマスターしておくといいと思います。
研修を通じて得られたもの
研修はほとんどがワークです。5人~6人くらいのチームで経営改善プランを立て、金融機関からOKをもらうというのがゴールになります。各クールごとにチームが変わり、協力し合って研修に臨みます。
様々なフレームワークを使用して、最終的な経営改善プランを立てるところまで実践的に教わります。最後は、実際の金融機関の融資担当者にプレゼンです。OKが出るまでプランを練り直します。本番さながらの研修でした。
チームを組む参加者は全国から来ていて、それぞれ専門的な知識を持っている人ばかりです。一緒に課題に取り組むことで、いろいろな刺激を受けました。
研修そのものも充実していましたが、こうした交流が生まれることが研修のもう一つの狙いでもあるそうです。
飲みにも行ったし、研修後も交流が続いていたりしています。FBでも繋がってますし。
過去にはLLPを立ち上げた代もあるそうです。
認定申請
研修を受けて試験に合格すれば、認定支援機関になれるわけではなく、そこから認定申請をする必要があります。認定申請は書類の書き方などがわかりにくいですが、とりあえず提出してみるといいと思います。
僕は行政書士なのでお客さんの申請は「とりあえず」なんて言えませんが、自分のなので修正が入ってもいいわけです。
申請書類は九州産業局のサイトを参考にして作成しましたが、関東は書き方が違うようで修正が入ったりしました。他にもいろいろと不安もあったのですが、担当の方が親切に書き方などを教えてくださり、認定も無事にされました。
認定申請を出してから認定されるまでは2ヶ月程度かかりました。
認定のタイミングが1か月半くらいに1度だそうで、そのタイミングに乗れるかどうかで1.5ヶ月から2ヶ月程度認定までかかるそうです。
認定支援機関として、今後は・・・
経営改善や事業計画の作成、融資申請などなど、積極的にかかわっていこうと思っています。
中小企業小規模事業者が元気になれば、日本の未来も明るいって思いますんで。認定支援機関として、そのための役に立ちたいと思っております。