行政書士を知ったきっかけ
私が行政書士に興味を持ったきっかけは立川のルミネの本屋さんで見かけた本です。当時のわたしは立川のルミネで働いていて、昼休みにふらっと立ち寄った本屋さんで、ある本がパッと視界に入りました。その本は長江先生の「行政書士で笑いがとまらない開業ノウハウ」というタイトルで「ゼロからスタートして年収1000万円稼ぐ本」というサブタイトルが付いてました。今振り返ってもなかなかセンセーショナルなタイトルですよね?
当時は長江先生の他にも丸山先生や金森先生(ご活躍がめざましく今も行政書士かどうかは存じませんが「先生」としました)が同じようなタイトルの本を出しており、それらをパラパラと立ち読みさせてもらいました。
当時の私は漠然と事業を始めたいとは思っていたのですが、何をしたいか定まらず、資金もない状態でした。士業であれば仕入れなども必要ないし、開業資金もそれほど掛かりません。試験に合格すればいいわけです。しかも「行政書士で独立開業すれば1000万円も稼げる!」と本のタイトルを鵜呑みにして、「よし勉強してみよう!」と思い立ったのでした。
行政書士試験合格!
幸い勉強をすることにアレルギーはなく、ユーキャンの行政書士講座に申し込みをして、仕事の合間だったり、土日を使ったりして勉強しました。私が合格したのは平成16年度の行政書士試験で、合格率は5%ぐらいだったと思います。
今より狭き門でしたが、直前で受けた模試と同じ問題が出たりして、運良く1年弱くらいの勉強期間で行政書士試験に合格することができました。
そして行政書士事務所に就職へ
1000万円稼ぐ本を読んで行政書士を目指しているわけですから、合格後はすぐに開業するつもりでしたが、「経験もないのにうまくいくはずがない」という家族の反対に合い、いったん行政書士事務所に就職しました。
私の父は会社員(船員)で母は専業主婦です。自分で事業を起こした経験はなく「うまくいくはずがない」には何の根拠もないわけで、いわゆるドリームキラーなのですが、当時はなんとなく納得して就活をはじめました。そして新宿にある行政書士事務所に採用してもらい行政書士への第一歩を踏み出したのです。