行政書士事務所の経営

事務所のPCが重くなってきたのでメモリ増設とSSD換装してみた

ことの発端は「ワードから印刷できない」

うちの事務所ではデスクトップPCが9台稼働しております。他にもノートPCとかタブレットとかあるのですが、事務作業は基本的にはデスクトップPCで行ってもらっております。

私が使っているPCはi7(第7世代ですが)、8gbで割と快適に動いておりまして、他の人のものもそれなりに動いていると思っていたのですが、最近頻繁に「PCが重い」と言われるようになりました。そろそろ買い替えないといけないかなと思っていたところ、ついに「ワードから印刷ができない」と言われました。

よくよく話を聞いてみると、ワードに限らず、エクセルもワイズの建設業のソフトからも印刷ができないとのこと。クルクル回るアイコンが出て、フリーズしてしまうようになっておりました。

で、他のスタッフにも話を聞いてみると、新しく導入した1台以外は「PCが重くなっている」と言うわけです。

個人的にはPCが重くて動かない状態の時間とか、フリーズして再起動しないといけない時間とかがすごく無駄だと思っていて、ストレスフリーで働いてもらうためにも、なんとかしなければと思ったわけです。

取り急ぎPCを1台購入

取り急ぎ購入したのはDELLのデスクトップです。i5でofficeつけて、モニター無しで82,000円くらいしました。まあ、一昔に比べれば、安いといえば安いのですが、もう6台追加で購入して、古いPCを処分するとなると、ちょっと尻込みです。

そこでメモリ増設とSSD換装でなんとしてみようかと思い至りました。

まずは各PCのスペックの確認

メモリ増設とSSD換装のために6台のPCがどんなものかを確認したところ、6台のPCの内訳はこんな感じでした。

  • HP Compaq Pro 6300 SF 2台
  • HP ProDesk 600 G2 SF 3台
  • DELL Inspiron 3470 1台

すべてメモリは4gbでhdd搭載モデル(500gbか1tb)です。

公式ではwindows10ってメモリ2gbで動くらしいのですが、実際は4gbでも厳しい気がします。タスクマネージャーを見ると、3.7gbくらいは何もしなくても使ってました。最低8gb必要なんじゃないでしょうかね。

メモリの増設

いろいろ調べてみると、メモリの増設については、PCを開けてメモリをスロットに差し込むだけで、割と簡単そうということがわかり早速やってみました。

購入したメモリは「CFD販売 デスクトップPC用 メモリ PC3-12800(DDR3-1600) 8GB×2枚 240pin DIMM (無期限保証)(Panram) W3U1600PS-8G」と「KLEVV デスクトップPC用 メモリ DDR4 2666 PC4-21300 8GB x 2枚 16GB キット 288pin SK hynix製 メモリチップ 採用 KD48GU881-26N190D」

うちのPCのメモリはddr4かddr3という規格のもので、スロットが2つか4つありました。最低8gb、よく使う人のは16gb、4gbが1枚余ったので1台は12gb積むようにして、無事に6台のPCのメモリを増設ができました。

メモリの増設だけでも体感速度は随分違うようです。メモリ増設したPCを使用しているスタッフによるとソフトの起動や印刷の処理などでのストレスは随分と軽減されるようでした。

HPについてはドライバー不要でパカッと開くので、パカッと開けて、スロットに差し込むだけです。DELLはドライバーでネジを外して、HDDの装着部分をパカッと開け、DVDをいったん外して交換しました。DELLはちょっと手間でしたが、HPは簡単に増設できました。

白いスロットと黒いスロットがあるので、2枚差し込む場合は、同じ色のところに差し込むようにするようです。

ポイント

PCのメモリの規格を確認してあったものを購入する(ddr3かddr4)

SSDの換装

SSDへの換装はメモリ増設のようにスロットに差し込むだけとはいきません。すでにあるOSとかデータを移す作業が必要だからです。この作業をクローンをつくると言うそうです。クローンをつくるのには機械を買うか、サードパーティのソフトを導入するかが必要ですが、サードパーティ製のソフトはフリーソフトもあるようなので、ソフトを使用して、クローンをつくることにいたしました。

購入したSSDは「Samsung 860 EVO 1TB SATA 2.5" 内蔵 SSD MZ-76E1T0B/EC 国内正規保証品」です。あとは、マウンタ「アイネックス 2.5インチSSD/HDD変換マウンタ HDM-34」とケース「Salcar【2019最新版】USB3.0 2.5インチ 9.5mm/7mm厚両対応 HDD/SSDケース SATAⅠ/Ⅱ/Ⅲ対応 UASP対応 Windows/Mac 工具不要 簡単脱着 5Gbps 1年保証」です。

使用したソフトは「easeus todo backup」と「MiniTool Partition Wizard」です。有料版もありますが、無料版の機能ですべて可能でした。

これらを準備してクローンを作成しました。いろいろなHPやYOUTUBEなど参考にしたのですが、皆様意見がマチマチでどれを信用したものかと悩みました。

最終的に私がやったのは以下の通りです。

  1. SSDをフォーマットしてHDDと同じMBPにする
  2. easeus todo backupでクローンをつくる(未割り当てが出るがそのまま実行)
  3. HDDをSSDに交換
  4. MiniTool Partition WizardでCドライブを拡張(未割り当てをCドライブに割り当てる)

easeus todo backupでシステムクローンをつくるという説もあったのですが、現在は無料版ではこの機能は使えませんでした。

また、500gbから1gbに換装するような場合、増えた500gbが未割り当てになってしまいました。easeusu todo backupで割り当てができるという記事もあったのですが、現状ではフリーのeaseus todo back upではパーティションの移動ができないので、クローンを作る段階では未割り当ては未割り当てのまま作業をすすめ、SSDに換装した後にMiniTool Partition Wizardの無料版を使ってパーテーションを拡張するという方法でうまくいきました。

DELL Inspiron 3470

DELLのPCは背面のネジを外します。

側面をスライドさせるような感じで開きます。

前面部はツメを外していけば取れます。

外れました。

ネジを外して、ガバッと持ち上げます。

HDDが現れますので、ネジを外してHDDを外します。

変換マウンタにSSDを装着します。

コードを差し込むので少し出っ張るくらいに調整するといいと思います。あとは、外したHDDのあとに取り付ければ完了です。

HP

ガバっと引き上げます。

HDDについてるネジを外します。

マウンタにネジを取り付けます。

HDDのついていたところに装着します。

HP

HDDの上に乗っている箱を引き上げます。

HDDを外します。

緑のボタンを押すとHDDが外れます。

SSDを装着します。マウンタの取り付けは上の画像を参考になさってください。

やってみればやれるもんです。PC遅くなってきたなと思っている人は自己責任で頑張ってみてください。

 

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