たまにはまじめな話もしますぜ。
建設業許可の申請でコンピューター化される前の閉鎖謄本が必要で城北出張所へ。
コンピューター化された後の謄本は履歴事項全部証明だろうが閉鎖事項全部証明だろうが全国どこの法務局でもとれるのですが、コンピューター化される前の閉鎖謄本は管轄の法務局でしか取ることができません。
平成の初頭以前に役員をしていたことなどを証明するには、このコンピュータ化される前に閉鎖謄本を取る必要があり、そのためには郵送で請求するか、直接、管轄の法務局まで足を運ぶ必要があります。
今回は、時間的な関係もあり、郵送ではなく、直接法務局で取得しました。
この閉鎖謄本、最近はめっきり取得するケースも少なくなり、僕がかかわる申請では取得するのは年に2~3回くらいです。
こんな感じの謄本です。懐かしいという人もいるのでは?
役員に関する事項。
就任も退任も記されていませんが、就任は記載がないので設立当初から取締役ってことで、退任がないのは、この後、コンピューター化された後に退任しているかもしれないってことになります。
これは簡単ですけど、今の履歴事項全部証明なんかと違って、昔の謄本は見方が難しかったです。
役員の変更が頻繁だったり、重任登記しなければいけないところ懈怠したりしているともうぐちゃぐちゃです。法務局に取りに行って、その場で「これはどう読むんですか?」ってよく聞いてた記憶があります。
一丁につき手数料がかかるので、長い期間分の謄本を請求すると5,000円とか当たり前に掛かってました。
今は便利になりました。ネットで申請すれば郵便で届くし。
基本は一律で一通600円だし。
僕らみたいな業種は複雑なものをほどいていくところに需要があったりするわけですが、世の中の仕組みがどんどん簡単になっていくと、今ある仕事はいずれなくなっていくと思った方がいいのでしょう。
危機感、感じないとね。