国民生活センターからのお叱り
これ → http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150514_1.html
当然ですが行政書士が代理人となってトラブルを解決することはできません。
繰り返しますが、当然できません。
弁護士さんのお仕事です。でも、いろいろな人に会ってみると「よくわかってないんだろうな、この人」と思われる行政書士は少しばかりいるように思います。
行政書士はいろいろな仕事ができるので、お客様から信頼を得られると、何でもかんでも相談されます。いいことでもあるのですが、全部を自分でやっていこうとすると、業際に引っかかってくることがあります。
こういう場合は、他の士業をご紹介するなどの対応をする必要があります。自分でやっちゃうと法律違反ですから。
ただ、今回の発表を見る限りでは、リスティング広告出してネットで集客しているわけでそういうことにも該当しません。積極的に民事のトラブルに介入しているわけです。
しかも、いまだにリスティング広告出して紛らわしいサイトで集客している人がいるようです。
もはやニュースも見ていないバカなのか?若しくは確信犯か?
発表前にどうにかできなかったのでしょうか?
こうした非弁行為まがいをしている行政書士は本当に一部だと思っています。リスティングで集客しているわけですから、特定も容易でしょう。国民生活センターから指摘を受ける前に行政書士会が自浄できなかったのでしょうか?
綱紀委員とかあると思うんだけどな。
「街の法律家」とか名乗っていながら、外部に怒られるまでは違法行為を働いている可能性のある会員を放置しているというはどうなんでしょうね?
すごい恥ずかしいことだと思います。
そして、一部の行政書士のせいで国民生活センターから発表があり、行政書士全体が悪いみたいな印象を与えてしまった可能性があることに日行連はどう思っているのでしょうか。会報からは何も伝わってきませんでしたが、自分達に責任はないと思っているんでしょうかね。おめでたいですね。
行政書士は行政書士の仕事をまっとうするべきでしょう
自分の仕事として民事トラブルを扱いたいのであれば、行政書士ではなく、弁護士や司法書士になるべきです。頑張って試験勉強してください。
行政書士には行政書士の仕事があるわけで、きちんと業務を全うしている我々から見ると、違法行為をはたらいて行政書士を貶めることはしないでほしいというのが正直なところです。
それから、一部の行政書士の行為によって、行政書士全体が変な印象を持たれてしまいかねないのに、何にもしない「会」ってどうなんでしょう?
自分の資格でどんな仕事ができるのかもわからない奴らを登録すんじゃねーよ。
何か対策しているのでしょうか?
私が知らないだけであることを願います。
まとめ
今回の国民生活センターの「アダルトサイトの解約交渉を行政書士はできません!」は行政書士としてけっこうショックでした。外部からダメって言われなくても自分たちで自浄できるようになってほしいと切に願います。